こんにちは、ものとです!
娘が1人の一般的な会社員、ものとです!
近頃、1歳1ヶ月の娘の離乳食が激しくて困っています。
「娘にイライラをぶつけない」を絶対的ルールとして子育てをしてますが、今朝、離乳食の激しさに苛立ちイライラをぶつけてしまいました。。。
猛省です。
自分では抱えきれず、解決策も見つからずとなり、やり手保育士の妻に相談。
保育士視点から見たなるほど納得な対策と原因をご紹介します!
【最低限知って】遊びは学びだということ
食事中に遊んでしまう。遊び食べをしてしまう。
食事時間中に”食べる”以外のことを”遊び”と表現してしまいますが、子どもにとっては立派な”学び”。
彼、彼女たちにとっては学びだということは、必ず頭に入れておいてください。
この見た目だと、こんな手触りなのか・・・
持ってたものを空中で離すと落ちるのか・・・あ、べちゃ、って音もするのか・・・ふむふむ。
スプーンで叩くと音がする!この音好き!
子どもはこうやって学びをしています。子どもはこの学びが好きなんです。
好きなことを学んでる時って、楽しくないですか?好きなことに熱中してる時って、嬉しくて笑っちゃいませんか?
子どもは食事中に起こる色んなことを学べることが楽しくて嬉しくて面白くてしょうがないんです!
我が子の現状
遊び食べは”学び”だと分かっていても、食べてくれないと不安だし、散らかされるとイライラしますよね。
ものと、イライラしましたとも!!早く食べてよ!笑
そんな我が子の現状、こんな感じです。
- 食べたいものから順番に食べる。無くなったら次を食べる。
- スプーンとお皿をカチカチぶつけて遊ぶ
- マグマグをテーブルに叩きつけて遊ぶ
- 手に持ちたいもの(ご飯がまだ入ってるお茶碗とか)を渡してもらえないと泣きじゃくる
- 欲しがってたものをあげてもすぐ床に落とす
- スプーンを使って自分で食べようとしてご飯が飛び散る
- 飛び散ったご飯や汁を手で叩く
- 遊んでいる間にご飯を口に持っていくと怒る
今1番悩んでいるのは、スプーンとお皿をぶつけて遊んで食べないことと、何かを欲しがって怒って泣くこと。
視線の先にあったものを全部渡してみたけど、まだ怒ってる!となるのが1番つらい・・・
原因と対策
そんな遊び食べの、原因と対策に移っていきましょう。
考えられる原因
離乳食中に激しく感情を表現する。
ご飯や食器で遊び出す。
これらには以下の原因が考えられます。
- 何が起こるのかを学んでいる
- 新しい動きを習得しようとしている
- ただ楽しくて遊んでいる
- 食事が退屈になり暇潰しをしている
- 上がってしまったテンションを戻さなくて物にぶつける等の動きで表現している
ポイントは、学びをしてるのはもちろんのこと、本当に”ただ遊んでいる”こともあるということです。
原因が分かったので、対策に移りましょう!
対策①そのまま遊び(学び)を続けさせる
真剣な表情なら続けさせてOK
原因の「何が起こるのかを学んでいる」「新しい動きを習得しようとしている」の場合の対策です。
真剣な表情をしていたら、遊びではなく、学んでいる最中です。
具体的には
満足するまで待つ
食事でしか得られない学びをしているので、見守ってあげましょう。
満足したらこちらを見たり、口を開けたりします。
学びに満足したからご飯食べたいな、というサインなので、応えてあげましょう。
それまでは学ばせてあげてください!
「今〜が起きてるね、勉強中なんだね」と共感し、なぜ遊びを許容しているのか伝える
“学んでいるから、食べないことを認めてる”ことを伝えましょう。ただの遊びはダメだよ、ということを暗に肯定的に伝えます。
共感することで子どもも嬉しい気持ちになります。また、子ども自身が、何が今起こっているのかをより明確に認識できるようになります。
対策②取り上げる、引き上げる
笑ったり楽しそう、キョロキョロしているなら、しつけのために終わらせる
原因の「ただ楽しく遊んでいる」「食事が退屈になり暇潰しをしている」の場合の対策です。
楽しそうに笑っていると、ただの遊び。キョロキョロしていて集中していなければ、暇潰しです。
この場合はしつけのタイミングになります。
具体的には
取り上げる(もらう、受け取る)
「ちょうだい」などのやりとりで受け取るのが理想的です。
それでもどうしても自分から渡してくれない時は、多少強引でも構わないので遊んでいる食器等をもらってください。
ただし
「今はご飯の時間だから、ご飯を食べようね」
「後で一緒に遊ぼうね」
と伝えることを忘れずに!
伝えないと、子どもには何が起こったのかが分かりません。怖い気持ちや、行き場のない怒りだけが溜まってしまうかもしれません。
引き上げる
ご飯が残っていても、食事を切り上げる、引き上げるのも手です。
お腹が空かないかな?と心配になりますが、本当に空腹なら遊ばず食べます。遊んでいる以上、お腹ぺこぺこではありませんのでご心配なく!
ただ、後で空腹を訴える素振りをしたら、おやつなどをあげましょう。
基本は1日3食ですが、必ずしも守らなくてもいい、子どもの気持ちと健康が大事、という心持ちが大切です。
対策③親のテンションを下げてクールダウンさせる
子どもは上がったテンションを自分で戻せない
子どもは上がったテンションを自分で戻せません。
立ち止まって、落ち着いて、テンションを下げよう。とやっている子ども、見たことないですよね。笑
上がってしまったテンションは、落ち着くまで表現し続けます。動き回ったり、物を投げたり叩いたり、叫んだりと激しい行動が多くなります。
そんな時は大人がテンションを下げるサポートをしてあげましょう!
具体的には
声のトーンを下げる、小声やひそひそ声で話しかける
まず、声の雰囲気を変えます。
低い声にしたり、小声にしたり、ひそひそ話してみたり。
子どもも「あ、今は盛り上がって遊ぶ時間じゃないんだな」「ママが付き合ってくれないなら楽しくないし遊ぶのやめよ」と感じ、テンションが下がります。
テンションが下がれば、激しい行動もなくなります。
ゆっくり話しかける
声だけじゃなく、話すスピードも変えましょう。
ゆっくり話すと、自然とまったりした雰囲気になります。
子守唄がゆっくりなものが多いのも同じ理屈です。
ゆっくり話すと、落ち着くんです。
対策④普段の遊びを充実させる
食事中に出来る対策ではありませんが、日頃の生活で遊び食べを抑える事もできます。
普段の遊びで、色んな動きをさせてあげてください。色んな動きと言っても、走り回ったり高い高いしたりだけではありません。
例えば
- 小さめのボールを拾う
- 洗濯バサミを指先でつまむ
- 紙を破る
- ボタンを押す
- 棒を持つ、歯ブラシを持つ
といった遊びを充実させてみましょう。
遊びは食事の練習になる
遊びと食事は別物として考えてしまいますが、この2つは直結しています。
遊びで学んだ動きを使って、食事に活かしています。
先程の”普段の遊び”の例をご紹介します。
ボールを拾う練習をすることで、食べ物をつかんで持ち上げる練習になります。
つまむ練習をすることで、つまみ食べの練習になります。物(食べ物)の固さに応じた握力でつまむ練習です。
紙を破ると、物をつまんで、腕を使って動かす練習になります。つまんだ食べ物を口に運ぶ練習です。手首も使うので、スプーンを手首の調節で口に入れる練習にもなります。
ボタンを押すと、狙った場所に狙った通りに指を持っていく練習になります。
棒や歯ブラシを持つと、棒状のもの持ち方、操作の仕方が身につき、スプーンやフォークを使う練習になります。
食事が上手になることで、上手くいかなくて子どもが怒る、スプーンに食べ物が乗らなくてご飯が床に落ちる、といったことを減らすことができます。
遊びで動きを試すから満足する
この「遊びは食事の練習」という考え方は、「子どもにとって遊びの延長線上に食事がある」とも言えます。
子どもは、遊び足りないと怒ります。遊びに満足するまで遊び続けます。遊びに満足すると、その遊びをやめます。
つまり
食事で遊ぶ気を無くさせるためには、普段の遊びで満足させてあげればいいんです。
ただし上述したように、食事に似た動き、食事に活かせそうな動きをできる遊びをさせてあげることが重要です。
走ったり高い高いしたりも良いですが、手先を使うような遊びをたくさんさせてあげましょう!
対策⑤普段からもっと構ってあげる
食事は、親と子が正面から向き合ってやりとりをする貴重な時間です。
そんな食事の時間に激しく表現するのだとしたら、もしかしたらもっと親に構ってほしいのかもしれません。
かまちょです。
物を落とすと、ママにお世話をしてもらえる。
遊んでいると、ママが声をかけてくれる(笑うにしても怒るにしても)。
このような気持ちで子どもが行動することはよくあります。
この場合、普段から構ってあげれば大丈夫!
今日だけ激しい・・・と思ったら、振り返ってみてください。今日は凝った料理をした、大掃除をした、いっぱいお出かけした、など、いつもより触れ合いの時間が少なかったのかもしれません。
この記事にたどりついた方ならよっぽど大丈夫だと思いますが、可能性として頭に入れておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて対策をまとめます。
- そのまま遊び(学び)を続けさせる
- 取り上げる、引き上げる
- 親のテンションを下げてクールダウンさせる
- 普段の遊びを充実させる
- 普段からもっと構ってあげる
これらの方法を試してダメなら、もしかしたら病気などの可能性もあります。
子どもの成長は早く、気分は変わりやすいですが、その行動には必ず意味があります。どんなに小さくても、です。
私はこの考えが弱く、今回の反省に至りました。
一緒に頑張りましょう!
あなたとお子さんに幸せな時間が訪れますように。
それでは、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
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