こんにちは、ものとです!
出産までの流れは病院で聞いたけど、今ひとつ具体的にイメージがつかない・・・
「出産についての理解を深めましょう」って、それを調べに来たのに書いてないよ!
パパってどこで何するのか全然分からないじゃないか!
出産予定日前、こう思っているパパは少なくないと思います。
ママの身体と心の安心を守るため、赤ちゃんの安全を守るため、そしてパパ自身のサポートを万全にするために、出産の流れは十分に理解した上で準備をしたいものですよね。
以下では、実際に私が体験した出産の流れと、やっておくべきポイントを詳しくご紹介します。この記事を読んで、少しでも出産におけるパパの立ち回りがイメージできて、不安が解消されればと思います。
陣痛~出産の具体的な流れ(ものとのcase)
早速ですが、まずは陣痛~出産の基本的な流れを紹介します。
それぞれの意味と目的を知る
「陣痛」「出産」と聞いて、パパが最初に抱くイメージは「痛いのに耐えると産まれてくる」「めちゃくちゃ痛そうで大変そう」程度のものです。我ながら少し残念なイメージだったと思いますが、誰でも最初はそんなもんだと思います。
大切なのは、自分の知識が足りないことを自覚して、勉強することです。
勉強の第1歩として、それぞれの行動の目的を理解しておきましょう!一緒に夫婦で乗り切るためのポイントもご紹介しますので、参考にしてみてください。
前駆陣痛とは
順番が前後しますが、そもそも陣痛が何かを知っておくと、パパの対応も大きく変わってきます。実際、私も「陣痛とは何ぞや?」を詳しく調べて出産に立ち会うことで多少なりとも妻の助けになれたと実感できました。
陣痛は赤ちゃんが産まれるために絶対必要な”子宮の収縮”に伴う痛みのことです。パパに知っておいてほしいのは、子宮のある下腹部が月経痛(生理痛)のように痛むこと、です。
これを知っておくことで、ママが「何かお腹が痛いんだけど何だろう?産まれるのかな?赤ちゃんの不調かな?大丈夫かな?」となっていても「下腹部痛で、月経痛と似てるなら陣痛かもしれないね」とサポートしてあげることが出来ます。
次に浮かぶ疑問は
じゃあこの痛みは前駆陣痛?本陣痛?
ということになります。
痛みの周期に規則性があるのが「本陣痛」、痛みの周期に規則性がないのが「前駆陣痛」です。
いよいよこのまま赤ちゃんが産まれるぞ!なのが「本陣痛」、まだ産まれないけど産まれる準備を進めているよ!が「前駆陣痛」です。
痛みの周期とは、痛み出してから⇒痛みが治まって⇒また次に痛み出すまでの時間、のこと。1回目の「痛くなってきた」~2回目の「また痛くなってきた」で、1周期。この周期の時間を測り、1周期目、2周期目、3周期目の時間がだいたい同じか、ばらばらか、によって本陣痛か前駆陣痛かが判断できます。痛み方や痛みの程度では判断できないようです。
私はスマホアプリの「Babyプラス(ゼクシィ)」の「陣痛カウンター」という機能で陣痛の周期を測定しました。これが、「痛みの周期ってなに?痛くて焦ってるときにそんなこと考えてる余裕ないよ!」となっても大丈夫なように、自動で測定タイミングを表示してくれて、とても便利なんです!
少し残念なのは、ママのスマホでないと測定できないところ。パパは自分のスマホでは陣痛の経過しか見れません。なので、サポートするにはママのスマホのパスワードを把握しておく必要がありました。こういう細かいところで、出産に対するパパの疎外感・寂しい感じがにじみ出てきます!パパだって頑張りたいのに!!すみません、話がそれました・・・w
つまり、パパがやるべきことは
1.痛みの種類を確認する
2.痛みの周期を測定する
3.本陣痛か前駆陣痛かを判断する
です。
本陣痛とは (本陣痛~病院へ移動)
本陣痛とは、痛みの周期が規則的な陣痛のこと。陣痛とは、下腹部に感じる月経痛のような痛みのこと。
ちなみに、私の妻は腰のだるさもあったので、もっとざっくり「月経の時に感じる体調不良」くらいに考えてもいいかもしれません。
陣痛は、10分以下の周期になったか?が1つの判断基準です。10分周期なったら病院に連絡し、病院へ移動するのが基本です(判断はお医者さんや看護師さんがします)。
私の妻は、予定日3日後の夜の0時頃に、腰のだるさが10分周期になったため念のため病院に連絡。「痛いわけではないなら様子見しましょう」と言われました。
その後、下腹部の痛みが、眠れないほど強くなりました。その時には既に7分周期。看護師さんから「それでは病院に来てください」と言われたので移動しました。
病院に着くと、いつも通りの尿検査、血液検査、問診などが行われます。お医者さんは至って冷静。焦っている私や妻からすると、むしろのんびりに感じるくらいでした。後から思えば、出産まで何時間もあるのが当たり前だからなんでしょうね。
妻はおそらくレアケースで、朝の6時頃には赤ちゃんが産まれてました!いわゆるスーパー安産です!(どれだけ短くても、決して”安”らかなものではないので、個人的には安産という言葉はあまり使いませんが。。)
このように、陣痛の現れかたが違う人、痛みに強くて陣痛だと気付かない人も居ます。臨月(出産予定日1ヶ月以内の「いつ産まれてもおかしくない」期間)に入り月経に似た感覚があれば、「陣痛かも!?」と、念のため時間を測ることをおすすめします。
本陣痛〜病院へ移動 のパパ
このときのパパの動きはと言うと
・状況を一緒に確認する(本陣痛?違う?)
・病院の電話番号を準備(電話をするのはママが基本。痛み方などを伝えるため)
・痛みが10分間隔になったら病院へ連絡、をサポート(陣痛かな?よく分からないな、と思ったら、とりあえず病院に連絡しておきましょう。こういったことを一緒に考えるのもパパの仕事!)
・入院用荷物の準備
・車の準備。シートにバスタオルを敷くなど。車がなければタクシーを呼ぶなど
・安全運転!(少しの振動すらママはつらい!)
・ママを病院に送り届け、後から荷物を病院へ持ち込む
・呼ばれるまで待機
となります。
何より大切なのは、あわてないこと。正直、めちゃくちゃあわてます。あわあわします。この時点では出産のことはママに任せ、2人を守ることに全力を捧げましょう。
私の妻は、
「旦那さんは、何よりあわてない、心配しないことが大切だと思う!あわてられてもイライラするし」
と言っていました!私は事前に言われていたので良かったですが、これは本当に気を付けましょう!!
陣痛室で待機
陣痛室はその名の通り、分娩が始められる状態になるまで、陣痛に耐えながら待機する部屋です。何時間も何時間も過ごす部屋です。
少し表現を変えて「陣痛部屋」と言ってもいいと思うくらい、陣痛への理解がママと赤ちゃんの状況を左右します。
陣痛を乗り越えるポイントを以下の記事でまとめたので、こちらも参考にしてください!
陣痛の意味、陣痛の和らげ方、いきみ逃しのやり方などは上記の記事で確認していただくとして、ここからは陣痛室で行う陣痛以外の動きについてお話しします。
まず、私がやっと陣痛室に通された時、妻はすでにお産用の服に着替えており、陣痛室で横になっていました。ベッドの横には陣痛の強さを計測する機械が、グラフを書いた紙を延々とはき出し続けています。持ち込んだ荷物は奥の方に固めて置いてありました。室内にはトイレもあります。
早速、妻が飲む水分を準備。ペットボトルの水に、100円で買った”ペットボトルにストローを装着できるようにするキャップ”を装着。汗ふき用のタオルを出し、乾燥対策のリップを出し、、、と、陣痛室で長時間過ごせるための準備を進めます。
ここからが驚いたのですが、苦しそうに陣痛に耐えている妻に対して助産師さんが入院の仕方や最近の体調についての問診票等の説明をし始めました。しかもなんだかレストランのメニューを説明するかのように淡々と!え・妻が今苦しんでるのがこの中の誰よりも分かってるんじゃないの!?と、驚きました。
妻が苦しんでいる!だから夫の自分がしっかり聞かなきゃ!!
と思い説明を一緒に聞きに行くと、説明用の資料をこちら(夫)に向けてくれない。「これはママに見せるものです。パパも見たければ勝手にどうぞ」と言いたげな冷たい反応!(助産師さんはめちゃくちゃ良い人でした)
ですので、病院の説明は、ママは自分で聞く心構えが、パパは強引に聞く心の準備が必要です。
説明が終わったら、後は陣痛に耐えるのみ。ママは「水が飲みたい」「汗を拭いてほしい」「腰をさすってほしい」などの要望をひたすらパパに伝え、パパはあわてずに応え続けます。私は陣痛室に居るときからずっとビデオカメラを身につけていました。あわてると絶対に忘れちゃうから気を付けて!と友人に教えてもらっていたからです。
定期的に見に来てくれる助産師さんがママと話し、状況を確認し、子宮口が開いた!と判断されれば、いよいよ分娩室へ移動です!
ここで陣痛室でやることをまとめておきましょう!
・ママが快適に過ごせる空間を作る(飲み物の準備、タオル、リップ、アロマ、etc..)
・病院や出産についての説明を受ける(パパは心を折られず強引に!)
・問診票や誓約書を記入する(ママが書くか、パパが代筆)
・必要ならスマホの充電をしておく
・ビデオカメラを肌身離さず持っておく
分娩室へ移動
細かいようですが、分娩室への移動も少し注意が必要です。
いざ分娩室へ移動!となると、まずはママだけ移動です。一時的にパパは陣痛室へ取り残されますが、一息ついている暇なんてありません!陣痛室にはもう戻らず、しかも入っていた陣痛室は別の妊婦さんが使うかもしれないので、片付けと荷物をまとめる必要があります。(助産師さんに、どこにどうまとめるかは教えてもらえました)
そして私がやって良かったと思ったのが、ここでトイレに行ったこと!
いつ呼ばれても対応できるように、いつでも動けるようにしなきゃ・・・!と思ってしまいますが、分娩室へ移動する前にトイレに行っておきましょう。ママは分娩室でお産の準備がありますので、荷物をまとめた後にトイレに行く時間くらいはあります。トイレから出て3分くらいしたら助産師さんに呼ばれ、分娩室へ移動しました!
分娩室への移動前にパパがやっておくことは、
・トイレに行っておく
・自分の飲み物を出しやすい場所に置いておく
・スマホを充電していたら忘れずに持っておく
・ビデオカメラを今一度確認!
分娩室で出産~病院で数日過ごす
分娩室へ移動したら、赤ちゃんとのご対面はもうすぐです!
ママは陣痛に耐えながら、赤ちゃんをこの世界に連れ出してくれます。赤ちゃんはママと一緒に陣痛に耐え、頭の形を変えながら産まれてきてくれます。パパも頑張りどころです!
ずばっと行きましょう!出産でパパがやることは!
・ママを励まし続ける
・ママと一緒に呼吸法を実践する
・ママの手を握ったりして、一緒に頑張っている心強さを感じてもらい続ける
・心配もしない。心を折られもしない。
・産まれたらすぐに撮影!(病院によって撮影を開始できるタイミングが違います)
まとめ
パパにやってほしいのは、知ることと、準備をしておくことと、あわてないこと、です。
本記事を読んでいただけたあなたは、もう7割成功したようなものです!あとは、実際に準備をして、本番に臨むのみ!
きっと大丈夫ですよ(^ ^)
何度か回り道をしてしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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